カップの8

カップの8

Eight of Cups

揃っているのに足りないと気づいて離れる

カップの8のキーワード

正位置立ち去る手放す決断より深いものへ静かな離脱
逆位置留まり続ける恐れによる逃避方向を見失う戻ってしまう

カップの8の絵柄と象徴

カップの8(ウェイト=スミス版)
伝統的な図像(ウェイト=スミス版, 1909)

八つの杯を並べたまま、人物が背を向けて山へ歩いていきます。杯は倒れておらず、失敗して去るのではありません。空には月が欠けて重なり、夜のうちに発ったことが分かります。手にしたものが揃っていても、それでは足りないと気づいたときの離れ方を描いた札とされます。杯は倒れておらず、失敗して去るのではありません。夜のうちに発ったことが分かります。

カップの8・正位置の意味

全般

区切りをつけて離れる時期です。条件が悪いわけではない、うまくいっていないわけでもない。それでも、ここではないと分かってしまった。その感覚を信じてよい局面です。誰にも理解されなくて構いません。説明できないことを、説明できるまで待つ必要はありません。

恋愛

関係から離れるときです。片思いなら、望みが薄いと分かって静かに諦める段階。交際中なら、嫌いになったのではなく、続ける理由がなくなったと気づくとき。復縁では、戻らない選択を自分で選べるようになります。相手を責める必要のない別れ方です。相手を責めずに済む別れ方です。

仕事

職場や役割を離れる位置です。悪い環境ではない、評価もされている。それでも続ける意味を感じない。この札は、その判断を支持します。ただし、次を決めてから動くほうが安全です。逃げではなく、探しに行く形にできるかが分かれ目になります。逃げではなく、探しに行く形にできるかが分かれ目です。

対人

関係を整理する段階です。義理で続けている付き合い、消耗するだけの縁。切るのではなく、静かに頻度を落とす形が合っています。相手を悪者にしなくて済む離れ方です。空いた時間に、別の関係が入ってくる局面でもあります。空いた時間に、別の関係が入ってくる局面でもあります。

カップの8・逆位置の意味

全般

去るべき場所に留まっている、あるいは去るべきでない場所から逃げている。逆位置はこの両方を示します。前者は、もう答えが出ているのに動けない状態。後者は、向き合うのが嫌で場所だけを変えている状態です。同じ問題が繰り返されているなら、後者を疑う局面になります。

恋愛

決めきれない時期です。片思いなら、諦めると決めては連絡してしまう。交際中なら、別れ話をしては元に戻る段階。復縁では、離れると決めた翌日に戻りたくなります。往復すること自体が消耗します。期限を決めて、その日まで動かないほうが早く整理できます。

仕事

同じ理由で辞め続ける位置です。環境を変えても、しばらくすると同じ不満が出る。場所ではなく、扱い方のほうに原因があります。あるいは逆に、辞めるべき状況で動けずにいる場合もあります。三年前と同じ悩みかどうかで、どちらか判断できます。三年前と同じ悩みかどうかで判断がつきます。

対人

離れられない関係を示します。消耗すると分かっているのに切れない、切ったつもりでまた戻る。相手が悪いとは限らず、こちらの側の癖であることもあります。頻度を半分にするところから、無理なく距離が取れます。頻度を半分にするところから、無理なく距離が取れます。

今夜の3枚を引いてみる

カードの意味は、ウェイト=スミス版を土台に、現在ひろく用いられている解釈にもとづいています。タロットの読み方は流派や読み手によって異なり、ここに書いたものが唯一の正解ではありません。あなた自身の読みの、出発点としてお使いください。

図版:Rider-Waite Tarot(1909, public domain)