カップの5

カップの5

Five of Cups

失ったものを悲しむ

カップの5のキーワード

正位置喪失後悔悲しみ残っているもの
逆位置囚われ過去への執着立ち直りの兆し前を向けない

カップの5の絵柄と象徴

カップの5(ウェイト=スミス版)
伝統的な図像(ウェイト=スミス版, 1909)

黒い外套の人物が、倒れた三つの杯を見下ろしています。背後にはまだ立っている杯が二つありますが、視線はそちらへ向いていません。奥には川と橋、その先に城。渡る道はすでに描かれています。失ったものと残ったものの、どちらを見ているかを問う札として読まれるのが通例です。渡る道は、すでに描かれています。どちらを見ているかを問う札です。

カップの5・正位置の意味

全般

失ったものを悲しむときです。無理に前を向く必要はありません。この札は、悲しむ時間そのものを認めています。ただし、背後にまだ二つ残っていることも同時に示します。いま見えていないだけで、失っていないものがあります。数えるのは、落ち着いてからで構いません。

恋愛

別れや落胆の段階です。片思いなら、望みが絶たれたと分かる場面。交際中なら、期待していた形にならないと知る段階。復縁では、戻れないと理解する局面になります。つらい札ですが、はっきりすることで動けるようになる面もあります。はっきりすることで、動けるようになる面もあります。

仕事

うまくいかなかったことを抱える位置です。落選、失注、評価されなかった案件。悔しさは正当ですが、失敗の側だけを何度も見返すと動けなくなります。同じ期間に、うまくいったことも必ずあります。並べて数え直すと、見え方が変わります。同じ期間に、うまくいったことも必ずあります。

対人

関係を失う時期です。疎遠になる、離れていく、こちらが選ばれなかった。全部を引き止めることはできません。ただ、残ってくれている人のほうを見落としやすい局面でもあります。去った人を数える時間を、少しだけ減らしてみてください。去った人を数える時間を、少しだけ減らしてください。

カップの5・逆位置の意味

全般

悲しみから抜けかけている、あるいは深く沈み込んでいる。逆位置はこの両方を示します。前者なら、残っているものが見え始めた段階。後者なら、過去を繰り返し再生して抜けられなくなっています。どちらかは、いま人に会いたいかどうかで判断がつきます。人に会いたいかどうかが、判断の目安になります。

恋愛

過去を手放せないときです。片思いなら、終わったはずの相手を思い返し続けている。交際中なら、以前の出来事を持ち出してしまう。復縁では、当時のよかった頃だけを覚えていて、別れた理由を忘れかけています。両方を思い出すと、判断が戻ります。よかった頃と、別れた理由の両方を思い出してください。

仕事

失敗を引きずる位置です。一度の躓きで自信をなくす、同じ挑戦を避ける。実際には、周囲はそこまで覚えていません。あるいは、立ち直り始めていて、次の話に手をつけられる段階のこともあります。動ける気がするなら、それは戻ってきた証拠です。周囲は、思っているほど覚えていません。

対人

失った関係にとらわれる段階です。連絡が来ないことを何度も確かめる、去った理由を推測し続ける。答えの出ないことに時間を使っています。いま連絡が取れる相手に一人だけ会うと、この局面は驚くほど早く緩みます。いま連絡が取れる相手に一人だけ会うと、驚くほど緩みます。

今夜の3枚を引いてみる

カードの意味は、ウェイト=スミス版を土台に、現在ひろく用いられている解釈にもとづいています。タロットの読み方は流派や読み手によって異なり、ここに書いたものが唯一の正解ではありません。あなた自身の読みの、出発点としてお使いください。

図版:Rider-Waite Tarot(1909, public domain)